冷え性のあなたは今すぐ冷水風呂に飛び込みなさいの法則を教えます。
こんにちは。秘境をめぐる治療家、中村ひろきです!
“世の中の9割の冷え性対策は子供だまし”
といったら、あなたは素直に聞き入れることができるでしょうか?
おそらくできないに違いありません。
なぜなら、テレビや雑誌でしつこく紹介されている方法論に、あなたの頭はすっかり洗脳されてしまっているからです。
少し考えてみてください。おかしいと思わないでしょうか。
テレビやネット上で無数にあふれる「冷え性対策」が本当に正しければ、その情報量に反比例して冷え性に悩む人は減っていくはずです。
それなのに、冷え性患者は右肩上がりに増え続けるばかり。
その現状に少しでも「違和感」を覚えた方は、今回の記事で新しい「気づき」を得ることができるかもしれません。
なぜ「冷え性」はこの世から消えないのか?
今回この記事を書くにあたって、改めて「冷え性対策」をネット検索してみました。すると、次に挙げた方法がヒットしました。
- 半身浴に入ろう
- ホッカイロを貼ろう
- 湯たんぽを使おう
- 五本指ソックスを履こう
- 生姜紅茶を飲もう
まぁ、どれもだいたいこんな感じですね・・・。
どのサイトも、これらの方法で「解消する」「改善する」と言ってますが、冒頭の通り、冷え性患者は年々増え続けている。
うんうん。治らないんですよ。これらの方法では。
そう確信できるのは、先ほど挙げたような「冷え性対策」の方法論にはある共通点があるからなんです。
それは「他力本願である」という点です。ここはすごく大事なところです。
ヒトのカラダは、カイロや湯たんぽなど「外部の力」を利用しなくても、熱を発生させるだけのチカラを持っています。
言い換えれば、カラダが本来持っているチカラだけで、冷え性にならないだけの機能をちゃんと備えているということです。
熱を産み出して、手足の末端まで血液を送り届けるだけの正常な筋肉と血管さえあれば、誰も冷え性にならないのです。
ホッカイロを当てて温かいのは、ホッカイロを当てている間だけです。
湯たんぽを使って安眠できるのは、湯たんぽを使った夜だけです。
半身浴に入って温かくても、1時間もすれば冷めてしまいます。
これらの道具は、筋肉の量を増やしてくれるわけではありません。
これらの道具は、血管を鍛えてくれるわけではありません。
あなたの「乏しい筋肉量」と「縮んだ血管」は少しも変わっていないのです。
こういう方法だけに頼ることを「他力本願」といいます。
これがあなたの冷え性が1ミリも治らない理由です。
これが世の中から冷え性が消えない本当の原因なのです。
「自分が自分を温めなさい 」
よって、真の冷え性対策の本質とは「自分が自分を温めなさい」ということ。
「自分のカラダを温める」という仕事を他者に押し付けてはいけないのです。
あくまで主語は自分でなければいけないのです。
ここで、京都の鴨川で友禅染の職人に登場していただきます。
下の写真をみてください。
これ、冬の京都の風物詩らしいんですよ。
クソ寒そうでしょ?
「温かいお湯に入ることが冷え性を解消する」と信じ込んでいる人には受け入れがたいと思いますが、この職人達に冷え症っていないんですよ。
で、京都大学の生理学教室で、この職人達の足の温度を測ったらしいのです。
- 職人Aは、川に入る前が14.5℃→17分後は6℃→27分後は16℃
- 職人Bは、川に入る前が15℃→15分後は7℃→20分後は28℃
そう、二人とも極限まで下がった後、最初よりも高くなっとる!!!!
これ、何が起こっているかというと、頻繁に冷たい水に入るので、血管が収縮と拡張を繰り返すためにすごく発達しているんですね。
何度も腹筋運動をするうちに、だんだん鍛えられて腹筋が割れてくることと同じで、血管が徐々に鍛えられていったのです。
ここでぼくが一番伝えたいことは、職人の足が外部の熱に頼って温まったのではなく、あくまで「鍛えられた自分の血管」によって温まったという点。
カイロや湯たんぽや半身浴など、外部の熱をそのまま利用している他力本願の方法とは全く違う道筋なのです。
この鍛えられた血管により、職人達はきっと寒い冬もヘッチャラなのでしょう。
なにせ、外からの寒さをカラダが感知すると、しっかりと血管が拡張して、熱を産み出す機能が最大限に発揮されているでしょうから。
まとめ。冷水風呂へ飛び込みなさい。
「外部からの熱に頼る冷え性対策は、1ミリも解決に近づかない。
それどころか、余計にカラダは弱くなる。だから冷え性患者は増え続ける。
自分のカラダは自分が温めなさい。生まれつきその能力は備わっている。
冷え性を治すには、筋肉を増やして、血管を鍛えなさい。
そうすれば寒い冬もヘッチャラになる。シンプルに考えなさい。」
てことで、オススメの冷水風呂入浴法を教えるね。
ぼくは週1〜2回必ず銭湯へ行って実践してるよ。慣れるには時間がかかるけど、一旦慣れてしまえば一生モノの宝だよ。丈夫な血管バンザーイ!!
- サウナか熱い風呂で温まる。汗がじっとり出るまで。
- 冷水風呂に入る。しんどい人は足まででオッケー。
- しっかり冷えたらカラダを拭いて休憩。
- これを繰り返す。熱い風呂は43℃以上がオススメ。
冷水風呂は慣れるまでツライが、足だけでも慣れると確実に冷え性はとれてくる。
数センチずつ深く浸かれるようになる。できれば13〜15℃が良い。17℃ではぬるい。
ぼくはすっかり全身入れるので、そのおかげで手足はいつも温かい。
ただし、運動不足&甘い物好きはこれだけで冷え性はとれないかもしれません。
冷水浴について、わからないことがあれば聞いてくださいねー!
入浴法に関する記事は、下記も参考にしてください。
参考:腰痛男子必見!半身浴より効果の高い「高温浴」の魅力とは?
本当の冷え性対策について書かれた数少ない貴重な本はコレ!