【20代】2016年絶対後悔しない本当におすすめできる本ベスト17
こんにちは!秘境をめぐる治療家、中村ひろきです。
ただでさえ正社員と自営業のダブルワークなのに関わらず、今年はブログを始めたこともあり、例年よりも読書数はかなり減りました。
それでも40冊くらいは読んだと思うので、その中で厳選した17冊をランキング形式にまとめました。
ジャンルは自己啓発・経済・ライフハック・不動産投資など。いわゆる意識高い系って言われるヤツです。
来年以降も間違いなく読み返す良書ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
- 17位 嫌われる勇気
- 16位 堀江貴文という生き方
- 15位 パート主婦、戸建大家さんはじめました!
- 14位 池上彰の「経済学」講義 〜歴史編〜
- 13位 アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!
- 12位 投資家が「お金」よりも大切にしていること
- 11位 マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング
- 10位 ザ・コーチ
- 9位 武器としての書く技術
- 8位 預金封鎖
- 7位 肩甲骨はがしストレッチ
- 6位 世界でいちばん美しい街、愛らしい村
- 5位 藤原先生、これからの働き方を教えてください
- 4位 お金を増やす究極のしくみ
- 3位 未来を先回りする思考法
- 2位 ナリワイをつくる
- 1位 自分の時間を取り戻そう
- おわりに
17位 嫌われる勇気
ページ数が多くて外見はとっつきにくい本だが、アドラー心理学をこれ以上にわかりやすく噛み砕いて説明している本は知る限り無い。
「すべての結果には原因がある」と唱える原因論を真っ向から反対するのがアドラーの目的論。
わかりやすく例を挙げれば、「私はブスだから彼氏ができない」と考えるのが原因論。それに対して、アドラーは「彼氏ができないという目的を達成するために、都合の良い言い訳(=ブスであること)を持ち出している」と説いている。
自分の思い通りの結果が出ない言い訳として、過去のトラウマを引き合いに出すクセがある人は、間違いなく新しい最初の一歩を踏み出すきっかけとなる良書。
今まで誰にも教わらなかった生き方の処方箋がギュッと凝縮されている。
【Amazon】嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え
16位 堀江貴文という生き方
「お金は信用を数値化したもの」という斬新なフレーズに衝撃が走った本。
これをキッカケに、ぼくはこの一年間「お金とは何か?」を深く考えさせられた。途端に経済や歴史を勉強するようになったのも、この本の影響。
本当に価値があるのは、信用であって、お金ではない。
現に、近年当たり前になりつつあるクラウドファンディングは信用があればあるほど多額の資金調達を可能にするし、田舎では未だにお金を使わない物々交換が日常的に行われている。
本当に稼がなくてはいけないのは、お金ではなく自身の信用。それを知ってから、目の前の世界がまるで違う風景に見えるようになったのも、この本のおかげに他ならない。
15位 パート主婦、戸建大家さんはじめました!
「がめつくて怪しい」イメージの強い不動産投資だが、著者のような女流の大家さんが現れることで不動産投資の敷居がグッと下がるのはとても喜ばしい。
確実に沈む日本で生きていて、クソマジメに払った年金がもらえるとは到底思えないし、いつまでも低金利時代が続くとも思えない。
そんなとき誰もが必要になるのは「じぶんでつくった年金」だ。政府が国民の生活を守ってくれた試しがないことなど、歴史が証明している。
この本は、家賃収入を生み出すまでの流れがとても丁寧に書かれている。不動産投資の知識ゼロの方でもスッと入り込むことができるので、ぜひ読んでいただきたい。
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14位 池上彰の「経済学」講義 〜歴史編〜
「政府が私たち国民の生活を守ってくれる」という甘えた考えから抜け出せない人は、この本を読んでみるといい。
ぼく達の祖父母が生きていた世代だけ見ても、政府は国民を戦争に借り出し、軍事費を確保するため貯金させ、予告なしに口座を凍結させているのだ。
「個人の時代が到来する」と言われて久しいが、それは同時に「自分の身は国も会社も守ってくれない」と言われていることと同じである
じゃあ、自分の足だけで生活していく最初の一歩は何をすればいいのか?
その答えは「せいぜい戦後70年間の日本に何が起こったか」を復習し、自分なりに未来予測を立ててみることである。
【Amazon】池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み
13位 アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!
この本がぼくに与えた影響は大きい。なにしろ「糖質制限」という言葉の本当の意味を教えてくれたのだから。
「糖質制限」とは、「糖質を摂っちゃダメだよ」という無理な制約ではなく、「日本人は『無意識のうちに』糖質を摂りすぎているから、気をつけた方がいいよ」という当たり前の警鐘なのだ。
ごはん、パン、麺類、粉もの、お菓子全般、清涼飲料水・・・
日本人の生活に深く浸透しすぎた糖質社会が、いかに危険なモノであるかを痛いほど思い知らされた。
鼻炎、花粉症、アトピー、ぜんそく、慢性疲労などの現代病を抱える人は必読。
12位 投資家が「お金」よりも大切にしていること
「お金は汚いものだ」と言うクセに自分のお金はどこにもいかないように大事に口座にしまいこみ、投資も寄付も先進国の中で一番行わない日本人。
他人のためにお金を使わないだけでなく、特定の宗教ももたない日本人は、なによりも『お金』を信じているのではないか・・・?
日本人に染み付くお金の価値観を根本から解説し、今までになかった気付きを与えてくれる良本。
世界的にみるとあまりにも偏ったお金の価値観を持っている日本人を理解するために、20代のうちにぜひとも読んでおきたい。
11位 マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング
「マンガでわかる!」タイプの本は今まで手を出したことがなかったが、ブログを始めたことで多少のロジカルシンキング力を身につけるために買ってみた。
しかし、実際は7割のマンガ部分と3割の文章部分で構成されていて、内容は薄すぎて不満が残ることは一切なかった。
最も学びだったのは、なにもロジカルシンキングは文章を書くために必要なのではなく、日常生活でも大いに役立つということだった。
「今からなにを食べに行こうか?」「美味しいパスタを作るにはどうすればよいか?」という事柄でさえ、思考を整理しながら考えると、驚くほど速く最良の答えを導き出すことができるだろう。
漠然と「頭の回転が速い人になりたい」と考えている人に足りないのは、まさにこのロジカルシンキング力だと考えて間違いない。
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10位 ザ・コーチ
この本を全く読む必要がない人は、「夢」「ゴール」「ビジョン」「目標」「目的」の意味の違いをハッキリと答えられる人だ。
それらの意味の違いを「自分の言葉で」再定義し直して、計画的に行動することで最高の自分に出会うことが本書の目的。
ザ・コーチ読んだ。目標の達人メモとあるだけあって目的、目標、ゴールの定義が明確でそれらを考えることに得られる利益についての気付きが得られた。
— かにかま (@mayokanikama) 2016年8月13日
個人指導受けているようなストーリー仕立てで分かりやすく、実践的な内容だった。モチベーション下がっている人におすすめしたい。
#読メモ
名著「ユダヤ人大富豪の教え」と同様に、老紳士と若者の対話形式で進行されていくストーリーはとてもわかりやすいので、目標達成に関してわかりやすい本に出会ってなかった人にはオススメしたい一冊。
9位 武器としての書く技術
プロブロガーとして東京から高知へ移住したイケダハヤトさんによる、世界一わかりやすいブログライティングの教科書。
「文章力がないとブログはできない」と思い込んでいる人は、今の時代最も大切な「WEBを使って個人発信する機会」をみすみす見逃している。
これは、狩猟時代に弓矢や石槍などの武器をなにも持たずに乗り越えようとしていることと同じくらい愚かなことだ。
小学生でもわかるほどに噛み砕かれた内容は、誰が読んでも納得できるはず。ブログの文章術に必要な要素は、小説や作文のそれとは全く違うことにアッと驚くだろう。
8位 預金封鎖
日本でも過去に二度起こっている預金封鎖についての具体的な対応策を、かつて通貨が価値を失って崩壊したローマ帝国の歴史になぞらえて解説した本。
「預金封鎖」と題した本の中では一番わかりやすくて内容も豊富。こういった恐怖を煽る系の本は好き嫌いに分かれそうだが、大切なのは「備えあれば憂いなし」ということ。
日本経済崩壊のシナリオがたとえ起こらなかったとしても、それに備えた防衛策で「損」をすることは絶対に無いのだ。
いつか日本円を失う時に代わりに価値を持つのは金?不動産?アメリカドル?
最良の投資先はこの本を読めば一目瞭然である。
経済関連の本を読んだことがない人は、ここで紹介する池上彰さんの本とセットで読むと、一気に経済のおもしろさに気付かされるのでオススメ。
7位 肩甲骨はがしストレッチ
肩甲骨ストレッチ関連の本はたくさんあるが、この本のすごいところは「肩甲骨周りをほぐすには、全身のストレッチが必要」ということをちゃんと知ってること。
ゆえに、本書の後半部分は骨盤周りのストレッチもしっかり紹介されている。
「肩甲骨周りのストレッチをやっているのに、柔らかくならない!」という人は、全身に目を向けてみるといいだろう。
なにより肩甲骨が埋まっていると10歳老けて見えるので、いつまでも若く美しくいたい女性は読まない手はない。
全ページカラーで読みやすく、家にある物だけで実行できるストレッチばかり。
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6位 世界でいちばん美しい街、愛らしい村
あなたは10年後どこで暮らしている自分を想像するだろうか?
ぼくは生まれて30年間「写真集」というものを買ったことがなかったが、「10年後に暮らしていたい場所の写真集をいつもそばに置いておく」ことが、達成したい目標を速めてくれることを発見した。
世界一周をしたとき、絶景や食べ物よりも「住民の息づかいを感じる街や村」に虜になったぼくにとっては、たまらない一冊。
誰もが知る超有名な観光スポットの裏で、地元民がひっそりと暮らす美しい集落は秘境としか思えず、パワースポット以上の神秘さを感じさせてくれる。
5位 藤原先生、これからの働き方を教えてください
「みんな一緒」だった成長社会から、「それぞれ一人一人」へと変わる成熟社会の働き方を授業形式でわかりやすく解説した本。
「100万人に1人の人材になるために、異なる二つの分野で1万人に1人の人材になれ」という著者の主張は、国も会社も守ってくれない個人の時代に必須のサバイバル術だ。
個人的な話で申し訳ないが、ぼくが「秘境をめぐる治療家」と「草食系大家」という二つの肩書きで活動しているのは、完全に藤原先生の教えを実行しているものだ。
具体的な施策も充実した内容なので、「このままじゃマズイことはわかっているけど、何をすればいいかわからない」という人は真っ先に手に取ってみるといいだろう。
【Amazon】藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方
4位 お金を増やす究極のしくみ
ボーナスや年金がカットされるかたわらで、高級車や自家用ジェットの販売台数は過去最高を記録している。このゆがんだ現象が何を意味しているかわかるだろうか?
言うまでもなく「格差社会が広がっている」ということだ。
この本は最下層のサラリーマン向けに、どのようにして給料以外の収入を増やせばいいのか、徹底解説した本だ。まさに「徹底解説」にふさわしい。
また、数ある具体的な施策の中で、「ブログで稼ぐ」方法についても言及しているのはとても興味深い。
5億円を超える資産を持つ著者が語る「これからのブログ運営術」に興味がそそられないでいられるだろうか?
巷のブロガーの運営報告とは比べ物にならない学びがあるので、来年以降のブログ方向性に思い悩むブロガーは必見だ。
表紙の上に書かれている「他では絶対聞けない」「悪用厳禁」の文字は、あながち嘘ではない。とにかく読まないとわからないヤバい本。
3位 未来を先回りする思考法
この本は「10年後の社会はこのように変わっているだろう」という大袈裟な未来予測本では全くない。
歴史はすべて「必要性」によって進化してきたことを解き明かし、日本にグーグルやアップルのような巨大IT企業が生まれない原因も、ユダヤ人があれほど明晰な頭脳を持っている理由も、すべて「必要性の有無」によるものと結論づけていることがとても興味深かった。
未来はどのように変わるのか、これほど的確に本質を突いた本は今まで読んだことがなかった。
未来を先回りする思考法が良書すぎて本を買い直そうか悩むレベル。
— おしげ (@st_Move) 2016年11月7日
「これから未来はどう変わるのか」について、必要以上に恐怖を煽ったり、過激な発言を繰り返す本しか見たことのない人は、ぜひ目を通してほしい一冊。
2位 ナリワイをつくる
「給料は増えるのに、仕事の量は減らず、ゴミは増え続けている。なぜだろう?」と現代の仕事に消耗する生活に疑問を感じた著者が、娯楽でもあり仕事でもある「小さなナリワイ」を組み合わせて生活するノウハウを詰め込んだ一冊。
当たり前のように業者任せにしていた解体、ペンキ塗り、床張りなどを仲間と一緒に遊び感覚でスキルを身につけ、それがいつの間にか仕事になっていて、気付いたらいくつものナリワイで生活が成り立っていた・・・
という著者の生き方には驚かされるが、何も特別なことではない。つい80年ほど前までは、日本人誰もがそういった働き方を実践していたのだ。
▲目次が渋くてメッチャ惹かれました。
単なる「副業を始めて収入を増やす方法」といった薄っぺらい本とは違い、ひとりひとりの個人が主体となる新しい時代の生き方・働き方を提唱するナリワイの教科書。
ひとつの収入源に頼ることが不安で、複数の仕事を並行して行いたい人にとっては、これほどかゆい所に手が届く本はそうそう現れないだろう。
田舎への移住や、都会と田舎のに拠点生活を考えている人は、この本で学んだ感覚を身につけると、全く違う新しいライフスタイルが待ち受けているに違いない。
1位 自分の時間を取り戻そう
2016年のトップは、「忙しいのにちっとも生活が楽にならない」多くの日本人にとって、確実に解決の糸口を見つけてくれるこの本。
多忙な生活を回避するためにやるべきことは、睡眠時間を削ることでもなく、労働時間を増やすことでもない。その鍵は生産性を高めることにある。
ここで「生産性を高める」というフレーズにピンとこない人ほど、この本を読むことで人生がガラリと良い方向へ変わる可能性がある人だ。
uberやAirbnbなどのサービスが流行していることからもわかるように、社会は一貫して「生産性の低いものから高いものへ」とシフトしていることがわかる。
では、生産性を高めるためにはどうすれば良いのか?
そもそも、生産性とはなにか?
その答えは、たった一冊のこの本に凝縮されている。
ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」一気に読んだ。説明が分かりやすくてスッキリ。残業する人が評価されてツラかったけど、大丈夫なんだと元気になった。 pic.twitter.com/7GJKJWoh4U
— ひろ (@roko1027) 2016年12月7日
「そんな本を読む時間はないよ」という人に反論したい。
あなたには本を読む時間がないのではなく、本を読まないから時間がないのだと。
【Amazon】自分の時間を取り戻そう―ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
おわりに
1位になったちきりんさんの本は、ツイッターでフォローしている方が「10万円以上の価値がある」とつぶやいてて、即Amazonで購入したのですが、見事に期待を裏切らなかったですね・・・
サラリーマンと自営業を兼業しながら2つのブログを運営しているぼくにとっては、何度も読み返して身体に染み込ませたい2016年一番の良書です。
さて、インプットばかりしても仕方がないので、これからは上記の本で得た学びをキッチリとアウトプットしていきたいと思います!
それではー!