月収16万減ったから祝杯をあげました。
こんにちは!秘境をめぐる治療家の中村ひろきです。
先日、複業をテーマにした講演会でおしゃべりさせていただき、理学療法士や薬剤師など高尚な職に就いておられる方々の前で脱力系トークを繰り広げてきました。
「ぼく鍼灸師なんですけど10年くらい鍼打ってません・・・。」
「運転中に寝てたら会社クビになりました・・・。」
こんな話を終始苦笑しながら聴いてくださった医療介護職のみなさま、本当にありがとうございました。こんなフザケた調子でよければまた声かけてください。
さて、本題です。
不思議なモンで、ああいう機会を与えてもらったとき真に勉強になるのは聴衆者ではなくこちら側なんですよね。
「やべー。偉そうなこと言っちゃったから、ちょっくら前に進もうっと。」
という感じで、良い意味の焦りをいただきました。
そして、ちょっくら前に進む第一弾として、サクッと月収16万に相当する仕事をお断りすることにしました。
人生はアタック25だった。
ぼくは今まで、平日の会社が終わった後に自営の治療院をやっておりました。
このライフスタイルで月収70万を越えるときもあり、全財産1900円時代からV字回復を果たしたおれカッケー!な気分に浸っておりました。
しかし。
「2022年までに1年の半分を海外で過ごす」というビジョンを掲げたぼくは、いち早く時間と場所に縛られない収入へシフトしなければいけません。
たとえ年収3000万稼いでいようと、老人ホームで高齢者にマッサージをする仕事を続けていては海外で暮らすことは不可能だからです。
そのためにぼくは今しなければいけないことは、たった3つ。
・黄色の会社枠を減らす。
・オレンジ色の自営業枠を減らす。
・緑色の自由枠を増やす。
そこで、先日早速手を打ちました。
自営業で火・金に毎週予約をいただいてる患者様に頭を下げて、このブロックを緑色の自由枠へチェンジしました。
これで週8時間の自由時間を捻出することができました。
今回、自営業を週2日やめたことで月収は16万減。
気軽に近所に飲みに行く回数が減るだろうな〜と思うと少し寂しいですが、その代わりにヘルシンキの街角のパブでホットワインを飲む日が近づいたと思わねば!
人生は実にシンプルですね。
常に優先順位を見直して「どの色を最優先にすべきか?」という質問を自分に投げかけ、他の色を優先すべき色に塗り変えていく作業。まさにアタック25。
全ては理想のライフスタイルを叶える手段であるべき
理想のライフスタイルがキッチリ定まってないときって、生産性の低い生活を送りがちなんですよね。
・どうでもいい飲み会に顔を出してしまう
・どうでもいい頼まれごとを引き受けてしまう
・損はないけど、大した得もないことをやってしまう
・するべきことではなく、したいことだけしてしまう
ある本によると「多くの人の日常は、なんとなく引き受けてしまった約束であふれかえっている」とのこと。
先が見えないのに惰性で長年同じ職場にいるような人は、会社の先が見えない以前に自分の先が見えていないのでしょう。
自分の先がハッキリすればするほど、今の生活における「不要な部分」が明確になるから不思議。
ぼくが月収16万を捨てるのにそれほど勇気がいらなかったのも、「2022年までに1年の半分を海外で過ごす」という理想的かつ具体的なライフスタイル像が定まったからに他なりません。
これが「将来は海外で暮らしたいなぁ」という漠然としたビジョンだったら、安全な収入で埋め尽くされた月収70万生活から抜け出すことはできなかったでしょう。
月収16万を捨てる決意を手助けしてくれた2冊の名著
とはいえ、自分の力だけでなかなかこの決断ができなかったのも事実。それを後押ししてくれたのはこの2冊のおかげです。
不要なものをバッサリ排除するエッセンシャル思考
まずなんといってもコレ。エッセンシャル思考です。
コンセプトは「最少の時間で成果を最大にしよう」この一点です。
オススメの使い方は、とにかくブログを書いたりYouTubeを観るのをやめて、この本と、ペンと、白紙の紙だけを持って一週間自分と向き合い続けること。
「自分と向き合う」という作業はめっちゃ過酷で疲れるんですが、いかにその作業を怠ってベクトルが外ばかりに向いていたか痛感できました。
ここで理想のライフスタイルが明確になったおかげで、自分にとって「会社」と「自営業」はもっと減らし、「自由」な時間を増やすべきということがハッキリとわかりました。
こんな傾向がある人はぜひ読んでみてください!
・日常が「ノー」と言えなかった約束であふれかえっている。
・大量にタスクをこなすことで自己満足を感じてしまう。
・いくつもの選択肢から優先順位を選び切れずにいる。
Amazonのレビューも半端なく高評価です。
最優先事項だけを選び抜くワンシング
エッセンシャル思考とセットで読んでほしいのがTHE ONE THING。
タイトル通り「一つのことだけやろう」という主旨。感化されまくったぼくのツイートを挙げていきます。
最近遊ぶ時間を仕事に奪われてる感がエゲツなかったので、夕方からの自営業を週5→3日に減らしました。
— 中村ひろき@秘境をめぐる治療家 (@you_chiryoin) 2017年6月28日
「現場」に出向かなきゃいけない定期労働はドンドン減らしていきますぜ〜〜!!#2022年までに1年の半分を海外で暮らす
夕方からの自営業を週5→3日に減らすと月収16万減くらいなんだけど、将来目指すライフスタイルが定まったらドンドン不必要なものが明確になってきた。
— 中村ひろき@秘境をめぐる治療家 (@you_chiryoin) 2017年6月28日
月収16万減へ踏み切る手助けとなったのは、以下の3冊。
・モバイルボヘミアン
・エッセンシャル思考
・ワンシング
ちなみに、一番有益だったのは「ワンシング」の1ページを丸写ししたこのメモとひたすら向き合った3日間。#2022年までに1年の半分を海外で暮らす pic.twitter.com/7qOaiBp0Nz
— 中村ひろき@秘境をめぐる治療家 (@you_chiryoin) 2017年6月28日
この本の中にある「将来やりたいことのために、今やるべき『一つのこと』は何か?」という問いは、全人類が突き詰めるべき問いだと思います。
最寄駅に行くために今やるべき「一つのこと」は、靴を履くことですよね。
あなたが理想のライフスタイルを叶えるために今やるべき「一つのこと」ってなんでしょうか?
この問いから逃げずに向き合い続ければ、ほぼ確実に横道に逸れずにゴールにたどり着けそうな気しかしなくなります。
流れとしては、エッセンシャル思考が原理原則を教えてくれる「教科書」で、このワンシングが問題を解いていく「ドリル」のような感じですね。
ぼくは「瞬発力」の意味を勘違いしていた
ぼくは今まで、自分の瞬発力がウリだと勘違いしていました。
誰よりも早く行動することこそ善と思い込んでいたのです。
でも、それは「吟味する」「熟考する」ことから逃げて、とにかく足を動かすことでごまかしていたんだなぁと痛感しました。単に逃げ足が速かっただけ。
真の瞬発力とは多くの選択肢から最重要なものを選び抜くことにたっぷりと時間をかけた直後の初速のこと。今回この2冊を読んで何よりも学びになったのはその点です。
今回サクッと月収16万減に踏み切れたのは、まさにその初速を発揮できたおかげ。これからもドンドン不要な収入は捨てていきまっせ〜〜!!
収入を減らした時にこそ祝杯をあげるシステム。#2022年までに1年の半分を海外で暮らす pic.twitter.com/GHoe0bRzXM
— 中村ひろき@秘境をめぐる治療家 (@you_chiryoin) 2017年6月28日