腰痛男子必見!半身浴より効果の高い「高温浴」の魅力とは?

f:id:youchiryoin:20160406131931j:plain

時は金なり?いやいや、時は命です!

まだ生ぬるい湯で「1時間弱も」半身浴してるの?

 

こんにちは。中村ひろきです。

 

全国の慢性的な腰痛でお悩みのみなさん。

まだ半身浴で読書しながら1時間弱ダラダラ汗を流してますか?

 

半身浴って悪いことじゃないんですが、あなたの体質や症状によっては「43℃の高温湯」の方がよっぽどカラダに合うケースって、実はたくさんあるんですよ。このブログの目的は、知られざる高温湯の世界をたっぷりと堪能してもらうことです。

 

また、今回の入浴法が対象となるのは「慢性的な」腰痛です。ぎっくり腰の場合は、温めること自体NGなのでご注意を!

 

「温める」か「冷やす」でお悩みのかたは、こちらの記事を参考にしてください。

 

www.travelife100.com

 やたら「半身浴」ばかりを褒めたたえて、批判されがちな高温浴。でもね、これがケースによっては効くんですよ。本当に。

 

「高温浴」に殺到するたくさんの批判(笑)

心肺への負担が大きい!

半身浴より負担が大きいのは確かです。でも、負担をかけるということは、鍛えるということでもあります。そんなことを言い出したら、ジョギングは心臓に負担がかかるし、筋トレは筋肉に負担がかかるし、勉強は脳に負担がかかります。そういうモノを排除していくと、どんどん現代人は弱くなります。とはいえ、故障を起こさないための最低限の準備は必要です。

血圧や体温が急上昇する!

うん、確かにしますよ。いきなりドボンと入れば、誰だって。でもね、ちゃんと準備をすれば大丈夫です。熱めのシャワーをしっかり浴びて、徐々にカラダに慣らしていくことは当然やります。

交感神経がはたらいて眠れなくなる! 

うん、確かに交感神経のはたらきが活発になって、脳は興奮状態になります。でもね、物事ってトータルで見なきゃいけないんですよ。確かに直後は交感神経が活発にはたらきますが、30分ほど経つと・・・?実はここで不思議なことが起こります。

 

江戸時代から130年続く「高温浴」

ちょっと下の写真をみてください。

 

f:id:youchiryoin:20160406220046j:plain

 

これ、なんだかわかりますか?

 

これ、実は「時間湯」といって、草津温泉で江戸時代から130年以上伝えられてきた湯治法なんです。詳細はウィキにおまかせ。超カンタンにいえば、「クソ熱い湯に短時間浸かると世界が変わるぞ!」というカンジ。

時間湯 - Wikipedia

 

写真は、入浴前にお湯の温度を均等にするためにかき混ぜている「湯もみ」という作業をしているところなんですね。

 

ちなみに温度は驚異の47℃。入浴時間はたったの3分。これでえげつないほど筋肉がゆるみ、ドン引きするほどの汗が出るそうです。。。

 

今回紹介するのは、この「時間湯」を、自宅でもカンタンにできるようにリメイクした方法です!

 

「高温浴」の二大作用が腰痛に効きまくる

筋肉をふにゃふにゃにする作用

試してみるとわかるんですが、これから紹介する高温浴をすると、ぬるま湯よりも明らかに筋肉がゆるむんですよ。ぬるま湯だと、筋肉の血行は良くなるけども、あまりゆるまない。でも、高温浴だとしっかりゆるみます。これは体感してみないとわかりません。

交感神経か〜ら〜の〜?作用

高温浴をすると、直後は交感神経が活発にはたらいて、脳が興奮します。でもね、話はここからです。30分くらいすると、交感神経がマックスまで活発になった反動が起こり、今度は副交感神経が活発になってくる。ふわーっと急に力が抜けて、体がリラックスムードになってきます。

 

まるで、大きなプロジェクトをやり遂げた時のように、今までの緊張状態が一気に解き放たれて、全身の筋肉がゆるんでくる。この作用にハマると、「死んだような」深い眠りにつくことができます。こういう質のいい睡眠は、慢性腰痛を治すために欠かせない要素です。

 

 20分で完了する「高温浴」を伝授する

手順を公開!

  1. 40℃のシャワーを当てる。(1分)
  2. 43℃のお湯につかる。(7分)
  3. 湯船から出て体を洗う。(7分)
  4. もう一度43℃のお湯につかる。(5分)

 

細かく説明していきます。

 

1. 40℃のシャワーを当てる。(1分)

少し熱めのシャワーを全身に浴びて、熱いお湯をカラダに慣らしていきます。これをすることで、血圧や体温を急上昇させることを防ぎます。だんだん41→42→43℃とシャワー温度を上げていくとベストですね。

 

2. 43℃のお湯につかる。(7分)

普段から熱いお湯に慣れていない方は、ここを調整してください。5分でも8分でも構いません。大事なのは、肩までキチンとつかること。腰だけでなく、全身の筋肉を均等にゆるませることが大事だからです。腰痛は全身病ですからね。

 

3. 湯船から出て体を洗う。(7分)

別に体を洗わなくても結構です。湯船から出て休憩していればオーケー。少々体を冷やしても構いません。「温める」と「冷やす」の交互の刺激を与えることは、自律神経を整えるのにムチャクチャ役立ちますからね。

 

4. もう一度43℃のお湯につかる。(5分)

先ほどのお湯にもう一度つかります。若干ぬるくなっているかもしれませんが、5分つかることができれば、十分効果あるなーと実感しています。ここでも、不安のある方は時間を調整してくださいね。

お風呂から出たら・・・

ぼくは裸で窓を全開にして5分くらい仰向けになっていますが、風邪引くし変態チックなのでオススメしません(笑)安全策は、吹き出てくる汗をしっかりタオルで拭き取って、熱くも寒くもない部屋で汗が止まるまで休むことです。

こんな人はNG!!

  • ぎっくり腰や捻挫などのケガ直後の人
  • 心臓が弱い人
  • 内臓疾患がある人
  • アルコール服用中の人
  • 強い刺激が苦手な繊細な人
  • 医師に入浴を止められている人

ぼくの感覚では、力仕事やスポーツなど、精神よりも筋肉が疲労している腰痛持ちの人ほど効果が高い実感があります。いわゆる体育会系の腰痛ですね。

 

逆に、筋肉よりも精神的な疲れの方が多く、他人のちょっとした言動が気になるような繊細な人ほど、刺激が弱めの半身浴の方が腰痛解消の効果は高まります。というわけで、なんとなく高温浴は男性向けですな。どうやら。

 

おわりに

「半身浴」とは全く違う可能性を秘めている「高温浴」いかがだったでしょうか?

 

うまくハマると、「今までの入浴はなんだったんだ!」と言いたくなるほど、今まで味わったことのない爽快感を得られるかもしれません。

 

ちなみにぼくは、「精神的な疲れ」のときはぬるめの半身浴、「身体的な疲れ」のときは高温湯、と使い分けています。

 

ひとまず両方の入浴法を試してみましょう。そして、自分のカラダはどんなときにどちらの方が喜ぶのか、知っておくことが最重要ポイント!自分のカラダが良くなったものが「正解」ですからね。

 

もしわからないことがあったら、なんでもご質問ください。

 

▼腰痛の方はこちらもどうぞ。