パラレルキャリアのメリットや注意点は?実践歴4年の体験談を語るよ。

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こんにちは!秘境をめぐる治療家の中村ひろきです。

 「やりたいことは、我慢せずやる。」

「やりたくないことは、我慢せずやらない。」

このふたつを実行していたら、31歳のぼくは5足のわらじを履いていました。

・会社員

・治療院経営

・ブロガー

・秘境出張治療

・不動産投資家

自分のような生き方・働き方を説明しづらくて困っていたところ、最近このような働き方を「パラレルキャリア」と呼ぶことを知りました。

今回は、

・「最近パラレルキャリアって聞くけどなんのこと?」

・「今の会社でいつまでいられるのか漠然と不安だなぁ。」

・「副業やってみたいからメリットや失敗談を知りたい!」

という方向けに、パラレルキャリアの語源、メリット、注意点、実践例などをわかりやすく解説しますー!

そもそもパラレルキャリアとは?

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直訳すると、「パラレル」には「並行」「平行」、「キャリア」には「職務」「職歴」「生涯における働き方/生き方」という意味があります。

そもそも「パラレルキャリア」は辞書に存在した言葉ではなく、ピータードラッカーが著書「明日を支配するもの」の中で提言した言葉。

この本の中では「勤めている会社などの本業の他に、生きがいを感じられる活動や仕事を同時平行的にもつこと」を指しています。

「プラス数万円の小遣いを稼ぐため」という金銭的意味合いが強かった、従来の「副業」とは随分イメージが違うので注意。

金銭目的以外にも「生きがい」「楽しさ」「貢献」を実感できる仕事・活動の方が近いニュアンスですね。

 

ぼくのパラレルキャリア活動の中身

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ぼくは現在大きく分けて5つの活動をしています。

一つ一つの活動は「仕事」「遊び」「趣味」の要素が混ざっているので、なんと呼べばいいのか自分でもわかりません。

老子のおっちゃんの言葉を借りると、これらを「仕事」なのか「遊び」なのか判断するのは、他人に任せておけばいいようです。

わかりにくいので、この記事では「活動」で統一することにしました。

それでは、5つの活動をひとつずつ紹介します。

 

1.正社員

平日の9〜16時までは、鍼灸マッサージ師として老人ホームへ出張施術する会社に属しています。

ここで食べていく最低限の収入を確保しているおかげで、ぼくは安心して他の活動に取り掛かることができます。

「副業に理解がある社長」「固定された休み」「ゼロに等しい残業」など、パラレルキャリアを実践しやすい環境が整っています。

が、ぼくはこんな良い環境の会社をすぐに見つけられたワケじゃありません。

18歳から通算10回前後の転職を繰り返した末にようやく見つけた会社です(笑)

 

2.治療院経営

会社が終わった夕方以降は、自分で看板を構えて治療院をしています。

といっても、店舗は構えず、誰も雇わず、自宅を事務所として出張専門というスタイル。

パラレルキャリアにおける活動は、とにかく固定費をかけないことが鉄則なのです。

かれこれ2年以上は毎月給料以上の稼ぎがあるので、その収入を不動産投資に回したり、習い事でスキルを身につけたりしています。

ただ、HP少なめのぼくにとっては、なかなか体力の要る仕事。

定年はいずれ消滅する時代に突入するので、若いうちにパパッと稼いで、やはりフェードアウトしていくつもりです。

おっさんになって体力を磨耗することはちょっとキツイですからね。

 

3.ブロガー

24時間365日休むことなく自分の活動・理念・価値観を発信してくれるブログは、いわば自分の分身。

健康や働き方について発信している当ブログと、不動産投資に特化したブログを2つを運営しています。

参考:草食系大家 | アラサー向けゆるカワ不動産投資メディア

自分の興味のあることを備忘録的に発信してお金に換えてくれるので、不労所得マシンとしてもなかなか優秀です。

不動産投資みたいに借金しなくてもできるし、逆にやらない理由なんてあるの?と問いたくなるレベル。

他の活動に手を出しすぎて注力できていませんが、上記の肉体労働を減らす代わりに没頭する時間を与えたい活動です。

また、同じ価値観を共有できる人を磁石のように吸い寄せてくれるメリットも強大。

家と会社を往復する毎日じゃ、そんな友達100年経っても現れないですからね。

 

4.秘境出張治療

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ぼくの本職である「治療」と、死ぬほど大好きな「旅」を掛け合わせて、何ができないかなーとぼんやり考えてて思いついた活動。

具体的には「1日20人までタダで出張する代わりに、ご飯と寝床だけ提供してもらう」というサービスで、今までいくつかの離島や集落に出張させてもらいました。

といっても平日はガッツリ働いているので、年数回しか行くことができません。

でも、これでいいのです。

パラレルキャリアは、とにかく「小さく始める」ことが大事だから。

お金のためにやりたくない仕事を我慢することの価値がどんどん薄れている今、幸せを感じるために必要なのは「貢献」して「信用」される活動をつくることなのです。

参考記事:【百島】秘境をめぐる治療家がサクッと離島の空き家をゲットしてきた。

 

5.不動産投資家

「時間と場所に縛られない生活がしたい」という理想のライフスタイルを叶えるために、貯金額が100万を超えたあたりで始めたモノ。

参考記事:28歳で全財産1900円だったぼくが1年間で160万円貯金できた唯一の理由

もともと間取り図や物件情報誌をみるのが大好きだったので、物件探しをするのも、物件見学に行くのも、完全に遠足気分です。

これを誰かが「仕事」と呼んでくれるなら、ぼくは「仕事人間」です。

これを誰かが「遊び」と呼んでくれるなら、ぼくは「遊び人」です。

とにかく楽しい上に不労所得が増えていくので、これからガッツリ比重を置きたい活動。 

 仲間を増やしてみんなでDIYしたり、間取り図を広げてアレコレ意見を交わしたり。

想像するだけで超ワクワクします。

今のところ、平日はネットで物件を探し、土日は物件見学するって活動スタイル。

本当は1年のうち300日くらい没頭したい活動です。

最初の家賃収入が振り込まれた日に「遊びを突き詰めたらお金になったぞ!」と叫んだことは一生忘れられないでしょう。

 

なぜパラレルキャリアを実践するの?

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ぼくがパラレルキャリアを始めた理由は、実はなにもありません。

冒頭で話した通り、

・「やりたいことをやる」

・「やりたくないことをやらない」

に忠実に生きてたら結果的にそうなった、としか言いようがない。

やりたいことが全然定まらなくて、自己嫌悪に陥ったことも数え切れません。

でも、パラレルキャリアについて調べてたら「1つのことに絞れない」ことがこれからの時代メッチャ有利なスタイルということがわかったんですね。

なぜ、今パラレルキャリアを実践するのか?

その理由をいくつか挙げてみます。

 

正社員のメリットを感じにくいから

「パラレルキャリアが有利!」というより、むしろ会社員だけのシングルキャリアでいることのメリットが激減してるんですよね。

一般的に会社員の特権って、

・厚生年金や健康保険などの社会保障

・一生涯にわたる安泰な生活

・右肩上がりの給料とボーナス

このあたりじゃないですか。

その代わりに

・残業アンド残業

・新忘年会の出席

・海外出張や単身赴任

このへんは我慢してね!

みたいな、半強制という名の強制が盛りだくさん。

 

いやいやちょっと待ってよ・・・。

 

今や年金なんてもらえる保証はどこにもないし、大企業が突然潰れるニュースなんて日常過ぎてそろそろ驚かないですよね?

おまけに、給料が年功序列でアップする確率なんて限りなく低く、1年間に数万程度上がるくらいなら、副業を始めた方がよっぽどマシと呼べる世界。

 

 そもそも「右肩上がりの報酬」なんて、人口が順調に増加して、日本の経済が成長し続けるという仮説の上で成り立っていたモノ。

 

会社員の特権が激減しているのに、責任と義務だけはいっちょまえに押し付けられるなんて、どう考えても割に合いません。

ここまでくると、正社員のシングルキャリアで一生を終えることの方が不自然に感じません?

 

長寿化の進行がエグいから

21世紀を生き抜く3+1の力(佐々木優子/著)によると、2050年の国内総人口の平均寿命は90歳に達するらしいんですよ。

考えられます?100歳まで生きることがフツーの世界。

もはや「60歳まで働いて、80歳で人生を終える」なんて常識は通用しなくなりますよね。

75歳や80歳まで働くことがフツーになったとき、新卒で就職した会社に最初から最後までいられるなんて、到底考えられません。

 

それよりも、長い生涯の中でいろんなキャリアを渡り歩いて、無職になったり、仕事を掛け持ちしたり、1年間休んだり、色彩豊かな人生を送ると考えたほうが自然です。

人生自体が長くなればなるほど、パラレルキャリアなんて特別なことじゃなくなっていくというわけですね。

 

個人の力が増しているから

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正社員で働くことのメリットが少なくなったことは、先ほど話した通りですね。

コレ、つまり会社の力がどんどん弱くなっているわけです。

 

その代わり強大な力を持つようになるのが個人。

これからは個人と会社の力関係がひっくり返る時代なんですよ。

 

・大手テレビ局の番組より面白いユーチューバー

・大手レシピサイトよりも信頼出来る料理ブロガー

・クラウドソーシングで仕事を見つけるフリーライター

これらは、個人が会社の力を上回っているわかりやすい例ですね。

 

芸能人でさえインスタやツイッターなどの個人発信メディアを使うようになったのも、大手メディアの力に頼れなくなった何よりの証拠です。

いまや組織一本に縛られなくても、個人が低リスク・低予算で得意なことをお金に換えられるチャンスが到来しているのです。

 

これほどチャンスの溢れた自由な時代に、会社に一生の忠誠を誓ってやりたいことをやらずに死ぬ理由って、一体どこにあるんでしょうか?

 

パラレルキャリアのメリットは?

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3年半のパラレルキャリアでぼくが得たモノや、シングルキャリアでは成し得なかったであろうことをまとめてみました。

収入が増えた

ぼくは今、会社の給料以外の副収入が300万/年を超えています。

ぼくが不動産投資物件を購入できたのも、治療スキルをアップすることができたのも、会社以外の収入があったからこそです。

28歳の時に全財産が1900円しかなかった3年前と比べると、やはりお金は高性能の精神安定剤ということがわかりました。

ただ、この副収入は、同じ額をコンビニバイトの深夜で稼いだとしてもダメだったんですよ。

というのも、ぼくが実践してきたパラレルキャリアのメリットは、収入面以外によるところがものすごく大きかったのです。

それを次で説明します。

 

価値観を共有できる仲間が増えた

ぼくは「パラレルキャリアは交友関係の断捨離だ」と言い切れます。

なぜそうなるのか。

さすがに5つのわらじを履いていると、それ以外のことをやる時間ってほとんどなくなるんですよね。

「365日やっていることはその5つの活動のどれか」という状態。

となると、その活動にカンケーのない人と交流する時間は自然淘汰され、その活動に関わる仲間が増えていきます。

その仲間は「プライベートの友達」でも「職場の同僚」でもありません。

何者にも代えがたい「価値観を共有できる仲間」です。

 

・時間と場所に縛られない生活がしたい友達

・海外を渡り歩いて生活したい友達

・不動産投資を一緒に楽しめる友達

 

こういう友達が「職場の同僚」や「母校の同級生」の中から見つかる可能性は、限りなくゼロに近いのです。

 

生きがいを感じられる

繰り返しになりますが、ぼくは300万/年の副収入を深夜のコンビニバイトで稼いだとしても、きっと幸せを感じなかったでしょう。

物欲はだんだん減っているし、長時間にわたる重労働の先に幸せがないことは28歳の時に経験済みです。

過去記事:「大富豪アニキの教え」に従って1日17時間働いた激動の2ヶ月を振り返る。

病気を抱えて1億円稼ぐよりも、健康でいられる範囲の稼ぎでいいから、「時間を忘れて没頭できる活動」や、「大好きな仲間と一緒に過ごせる活動」を作ったほうが、ずっと幸せを感じることに気がついたのです。

ぼくがもし正社員の一本だけで生活してたら、このことはきっと永遠に気付けなかったでしょう。

有給を使った5日間程度の海外旅行でドヤ顔してただろうなぁ。

 

パラレルキャリアのデメリット・失敗談

充実感あふれているかのようにみえるパラレルキャリアですが、もちろんデメリットもあります。

周りの理解を得られにくい

いつの時代も「少数派は叩かれる」という事実は歴史が証明しています。

こういう記事を書くと決まって批判する人が現れるし、周りに話しても変な目で見られることはたくさんあります。

その批判で潰されてしまうタイプの人は、沈みゆくその日までおとなしく会社に属していたほうがよっぽど幸せかもしれません。

 

でも、これだけは覚えておいてください。

 

「誰にも批判されない人生を送ること」のリスクは、日増しに大きくなっている。

「大多数に理解されることだけやってたらヤバイ」という時代なのです

 

パラレルキャリアを始めると、「周りの理解を得られない」という事態が頻繁に起きるようになります。

その頻度の多さといったら、まるで初期のポケモンでたびたび登場したライバルのよう。

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ただ、ぼくの周りには、変な目で見るよりも興味を持ってくれる人のほうが多い印象。

きっと、このまま会社に居続けることを不安に感じているんだろうなぁ。

 

時間が足りなくなる

それぞれの活動が育ってくると、最初にぶち当たるのがコレ。

全プロジェクト中途半端問題ですね。

でも、やりたくないことをやらされているわけではないので、精神的なストレスにはなりにくいのが特長です。

その代わりに、時間が足りないときに注意すべきは健康状態。

時間を忘れているうちに没頭してしまって慢性的な寝不足に陥り、ここぞというときにエラーが出るようになります。

 

ぼくは睡眠時間を削るとすぐに居眠り事故を起こすし、健康を売ることが本業なので、どんなにタスクが残っていても夜12時前後に寝るようにしています。

一時的な無理で体調を崩してしまい、本業の会社に迷惑をかけることだけはなんとしても避けたいですからね。

 

それぞれの活動が充実してくると「ソファで寝落ち」「無目的なテレビ鑑賞」などの無為な時間は命取りです。

 

本業の会社にバレる

ぼくは今の会社で副業をオープンにしているので現状問題ありませんが、やはり副業が会社にバレた話はよく耳にします。

その場合、即刻クビになることはないにしろ、その日を境に周りの目が冷酷になったり、強制的に辞めるか残るか二択を迫られる、といったケースが多いようです。

 

ぼくの経験上、いつまでも隠れてコソコソするのはあまり得策だと思えません。

 

「パラレルキャリアに寛容な同業他社に転職」するか、「話しやすい同僚や上司から徐々にカミングアウト」した方が、長期的にみれば精神衛生上健全でしょう。

一時的に周りとの関係が怪しくなるのは、パラレルキャリアのデメリットといえるかもしれません。

 

でも、最も成果をあげるのは「最初にリスクをとった人」と相場は決まっているんですよね・・・。

 

パラレルキャリア初期の注意点

とにかく「小さく始めること」が大事

ぼくは自営業も、ブログも、家賃や人件費は一切使わずに運営しています。

そもそもネット上のサービスを駆使すれば参入のハードルも低いし、失敗するリスクも低い。

銀行で借りたお金で店舗を借りて「一世一代の大勝負」に賭ける必要は全くないわけですね。ホントいい時代です。

パラレルキャリアを築くためには、成功することよりも「失敗しない」ことの方が大切で、そのためにはとにかく固定費をかけないことがポイント。

例えば週末だけ美容師がやりたいなら、まず自宅で知り合いからの依頼だけを請け負う。

ネットショップをやりたいなら、まず無料か格安で周囲に提供して反応を聞く。

清水の舞台から飛び降りる的な大きな決断を迫られることはほぼ皆無です。

 

本業をおろそかにしない

会社に副業をカミングアウトすると、まず第一に「コイツは本業をおろそかにするんじゃないか?」という目で見られます。

ぼくも人間ですから、会社でミスをすることも当然あります。

でも、会社優先のスケジュールを組むという姿勢は変わりません。

ブログを書きたくてウズウズしても、会社で書類作成の仕事が残っていればそちらを優先的に終わらせる、みたいな感じですね。

偉そうなことを言っても所詮会社に食わせてもらってる身なので、この順番を履き違えたらアウト。

副業をしていると、会社でパフォーマンスを発揮すれば斜め上の評価が得られるし、発揮できなければ副業のせいにされて信頼を落とします。

諸刃の剣ですね。

本業に加えてパラレルキャリアを実践するなら、ここは自分の総合力が試されていると思って踏ん張らなければいけません。

 

時間と健康の管理を怠らない 

会社の勤務時間はたいてい一定ですが、副業ってやろうと思えばいくらでも活動量を増やせますよね。

そこが落とし穴です。

確かに活動量に比例してお金や仲間は集まりやすく、充実度は高まります。

でも、これを3ヶ月、半年、1年続けるとなれば、だんだん無理が出てくる。

ぼくは健康を売る仕事なので、ここはイチバン神経を尖らせています。

短期的に大成功するよりも、低空飛行で「墜落しない」ことの方が大事なのです。

ましてやシングルキャリアに慣れきった体は、必ずどこかで悲鳴をあげるはず。

休息する時間を「確保する」という感覚じゃ甘い。「死守する」という感覚を持たなければいけません。

 

パラレルキャリアの実践者を紹介します

ぼくの他にも、パラレルキャリアを実践する「よくわからないヤツ」は増加傾向です。

親しい間柄の友人を紹介しましょう。

 

岩田 研二

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ぼくは異業種に手を出しまくる注意力散漫タイプ。

それに対して、高校同級生の岩田は理学療法士一筋です。

ただ、その活動範囲がムチャクチャ広い。

 

・訪問リハビリ・デイサービス勤務

・「途上国にリハビリ道具を届けませんか?」代表

・スタディーツアーコーディネイター@タイ

・リハ養成校非常勤講師

・開発途上国リハビリレポーター副代表

・教科書の分担執筆

・療法士の働き方セミナー講師

 

全然おれよりわらじ履いててワロタ。

おまけに英語とタイ語がしゃべれるから、これからも「岩田にしか請け負えない仕事」は増えていくに違いありません。

「理学療法士=病院かデイサービスに勤務」みたいな常識にとらわれている療法士は、国民皆保険制度の崩壊と同時に沈む気なのでしょうか?

「たった一つの分野だけでも、掘り下げれば活動の幅は無限大に広がる」ことを教えてくれる最高の例ですよね。

参考:KENJIのブログ 国際協力とリハビリテーション

ぼくが「他になんかやってる?」と聞くと、

「海外進出する病院とアドバイザー契約してる」とか言ってました。

もう凄すぎて意味がわからないので放っておきましょう(笑)

 

 るってぃ

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日本でも急速に広まりつつある民泊サービスのAirbnbの普及大使ともいえるるってぃ。

ここで彼を紹介する理由は「専門的な資格がなければパラレルキャリアできない」と思い込んで欲しくなかったからです。

「Airbnb(エアビーアンドビー)ってなに?」という方は、るってぃのAirbnbブログエアログを参考にしてください。

新卒で就職した会社を10ヶ月で辞めたるってぃの活動はかなりおもしろくて、

・ブロガー

・大阪のゲストハウス経営者

・東京でAirbnbホスト

・Airbnb/働き方セミナー講師

と、無資格でも興味や関心を突き詰めれば立派な仕事や活動に昇華することを証明しています。

 

Airbnbに特化したブログは、グーグルで『Airbnb』と検索すると堂々と1ページ目に出てくるし、セミナー講師は全国公演も経験済み。

ステージが違いすぎて気が遠くなってきそうですが、最初の一歩は「Airbnbなにそれ?おもしろそう!」という好奇心から始まったに違いありません。

 

「会社の給料だけじゃ食っていけなくなる」とネガティブに捉えるのではなく、「自分の奥底に眠る好奇心を素直に表現していい時代」と発想を転換すると、すごくワクワクしてきません?

参考:ここから! - フリーランス独立してからの世界

今後はロサンゼルスや札幌を巡りながら、今以上に興味・関心を突き詰めていくんだとか。超楽しそうですよね!

 

 早川 結希

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今思い返せば、ぼくがブログを始めたキッカケは彼だったかもしれません。

「異なる複数の業種によるパラレルキャリア実践者」というフレーズで、パッと思いつくのは結希くんです。

彼の所持資格は「調理師」ですが、大好きな「カメラ」との才能を掛け合わせて、いくつもの活動を手掛けています。

 

・IT企業のグループマネージャー

・ブロガー

・出張カメラマン

・おつまみ美女(メディア運営)

・オンライン料理サロン主宰

 

この中で特筆したいのが、なんといってもおつまみ美女です。

モデル並みに可愛い女の子を撮影しつつ料理を作ってもらい、そのレシピを公開しているメディアなんですけど・・・

一つの活動の中で、見事なまでに「料理×カメラ」の才能が活かされていると思いませんか?

 

ひとつの分野に絞って10年も20年も修行しなくても、自分が「人よりもちょっと好きなこと」を複数掛け合わせると、一気に個性と希少性が現れるんですよね。

そういえば、ぼくの肩書きである「秘境をめぐる治療家」も、「治療×旅」の掛け算で誕生したものです。

「たった一つのことをとことん極める」という常識から解放されてみると、視界が開ける可能性大なんですよね。

参考:くっくす!

彼が主宰を務めるオンライン料理教室のらくっきんぐでは、Facebookのグループページを使って、料理のアドバイスや料理写真の撮り方を教えてもらえるそう。

 

まとめ

長くなりましたが、今回の記事でパラレルキャリアに興味をもった人に伝えたいことは3点。

 

・「会社の給料だけで生活する方が逆にすごい」という時代が到来している。

・個人が少ないリスクで新しいことに挑戦できる環境は急速に整っている。

・興味や関心を突き詰めれば、れっきとした活動のひとつに昇華しうる。

 

現状はまだまだ「ひとりで複数の仕事をこなしててすごいね!」と思われがちのパラレルキャリアですが、「え?たった一つの仕事だけで生活できるの?逆にすごいね!」と言われる時代はすぐにやってきます。

 

今さら「副業禁止」なんて言ってる会社は完全に時代遅れなので、そんなヤバい会社に属しているなら転職サイトを利用して「いい会社が見つかり次第」移った方が賢明ですよ。

 

「転職サイトを使ったことがない!」という方のために、最新版の転職サイトリストを作ったので存分に活用してください。

過去記事:【2017年】転職サイトエージェントおすすめリスト完全版【業種別】

 

副業解禁という追い風も吹きつつあるので、今こそ「ずっとやりたいと思っていたけど、心の奥底にしまい込んでいたこと」を始めるチャンスですよ!

あ、全然大丈夫です。これだけ言っても100人中99人は実行しないから。

 

これからも、パラレルキャリア実践者としてなるべく生々しいお役立ち情報を発信していきますので、宜しくお願いします。

 

それではまたー!